子供連れドライブを快適にする便利グッズとは？お出かけの際の注意点もご紹介

子供連れドライブの最大のメリットは、時間やルートを自由に調整できる点です。

公共交通機関の場合、移動先や時間に縛られてしまうことが多いため、子供の体調や気分に合わせて柔軟に対応することが難しいことがあります。

しかし、車なら好きなタイミングで休憩を取ったり、目的地やルートを変更したりできます。

車での移動は公共交通機関よりも交通費を抑えられる場合があります。

新幹線や飛行機などでは人数分の料金が発生するため、家族の人数が多いと人数分の負担が発生します。しかし、車の場合は人数が増えても燃料費や高速料金はほぼ一定です。

また、ETC割引などを活用すれば、経済的な負担をさらに軽減できます。

周囲の目を気にしなくてすむのも、子供連れドライブのメリットです。

公共交通機関では、子供が泣いたり騒いだりすると周囲の迷惑になり、人の目を気にしながらなだめるのも一苦労です。

しかし、車内というプライベート空間であれば、周囲への迷惑を気にせず親子でリラックスして過ごせますし、もし服が汚れてしまった時も、車の中で着かえさせることもできるでしょう。

また、おむつ交換や授乳なども車内で気兼ねなくおこなえるため、赤ちゃんを連れてのお出かけがしやすいのもうれしいポイントです。

出発時間帯は子供の生活リズムに合わせて決めましょう。

例えば、小さなお子さんの場合は昼寝時間や就寝時間に合わせて出発すると、車内で眠っている間に距離を稼げます。
就寝時間に合わせることで、高速道路の渋滞時間を回避できることも多く、運転時のストレスも軽減できるので、目的地が長距離の場合は特におすすめです。

子供連れドライブでは、予想外のトラブルや子供の急な体調変化などが起こりがちです。

そのため、予定を詰め込みすぎると十分な休憩時間が取れず子供が疲れてしまい、ぐずりや体調不良の原因になります。

移動時間もあまり長くなると、退屈や車酔いなどのリスクが生まれるので、安全運転のためにも2時間以内には休憩をするようにしましょう。

このようなポイントを抑えて、あらかじめ余裕を持ったスケジュールを立てておけば、お子さんも移動中リラックスでき、結果として家族全員がストレスなく快適にドライブを楽しめます。

また、「余裕のあるスケジュール組み」のひとつとして、長距離ドライブでは途中一泊することも視野に入れて計画を立てましょう。

特に小さいお子さん連れの場合は、さまざまなことに気を付けなければならないため、お子さんだけでなく、親御さんも心身ともに疲れやすいです。

途中一泊する予定にすれば、ゆっくり休息を取れるため、疲労回復につながり翌日の運転にも余裕が生まれるので、無理なく安全に旅行を楽しめます。

お子さんの着替え類はトランクではなく手元に置いておくことをおすすめします。

手元に置いておけば、急な汚れや飲みこぼし、車酔いで吐いてしまった時など、着替えが必要になった際すぐに取り出すことができます。
同様の理由で、おむつやウェットティッシュなど頻繁に使うアイテムも手元近くに置いておくと便利です。

また、着替えは多めに用意しておくことも大切なポイントです。長距離の移動ほど、上記のようなトラブルが起きやすいので、万全の準備をしておきましょう。

子供はどうしても長時間じっと座っていることが苦手です。特に長時間のドライブだとぐずったり、泣いたりしてしまうことも多いのではないでしょうか？

そこでおすすめなのが、「車内エンターテイメント」グッズです。
好きなアニメや番組の映像を流しておくことで、お子さんの退屈対策をする事ができます。

【後席用モニター】
まず最初にご紹介するのは、ドライブ中に車の中で映像を流すことができる「後席用モニター」です。
天井やヘッドレストの脇など、車の中でも見やすく邪魔にならない位置に設置され、電源がいらない点がメリットです。

ただ、事前に車に備え付ける必要がありますので、準備に費用と手間がかかる点に注意が必要です。


【タブレット＆タブレットホルダー】
長距離ドライブ中の退屈対策として「タブレット端末」もおすすめです。

ネットにつながる設定がされていればYoutubeなどを見ることができますし、事前にお気に入りの映画やアニメをダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心して楽しめます。

ただし、そのまま手に持たせると姿勢が崩れたり、落下したりするリスクがあるため、タブレットホルダーがあると安心です。
また、車内で電源をつないでおける環境でないとバッテリー切れの問題もあるので、車種によっては活用しづらい場合があります。


【ポータブルDVDプレーヤー】
いまさらと思われた方もいるかもしれませんが、「ポータブルDVDプレーヤー」はネット環境が不安定な場所でも使えるという大きなメリットがある便利グッズです。

小型で軽量タイプを選べば持ち運びにも便利なため、車内だけでなく宿泊先でも重宝します。

しかしながら、タブレット同様にバッテリー切れの問題がありますので、活用できるかどうかは車内の環境を事前にチェックしておきましょう。

子供連れのドライブでは、おもちゃやお菓子、着替えなど荷物が多くなりがちなため、車内が散らかりやすいというのもよく聞くお出かけのお悩みです。

そこで役立つのが、車内専用の収納・整理グッズです。ここでは、車内で使える収納グッズについてご紹介します。


【ハンギングオーガナイザー】
「ハンギングオーガナイザー」は座席の背面に吊り下げて使用する収納アイテムです。

たくさんのポケットが付いており、おむつやウェットティッシュ、お菓子など頻繁に使うものを整理できるだけでなく、必要な時にさっと取り出せます。


【トランクオーガナイザー・折りたたみ式収納ボックス】
「トランクオーガナイザー」や「折りたたみ式収納ボックス」は、大きな荷物の整理整頓に役立ちます。

着替えやおむつセットなど荷物が多くなるような長距離の子供連れドライブや、アウトドアレジャーなど荷物が多いお出かけの際に活躍するアイテムです。
ものによっては、ポケットがついていたり、ボックス内に仕切りがあったりと使い勝手がよくなっており、1つ用意しておくだけで旅行中だけでなく日常使いも便利になる、おすすめのグッズです。

このような便利な収納グッズは、純正用品にも多く用意されていますので、確実にご自身の車で使えるものを探すなら、一度ディーラーに相談してみるのもおすすめです。

子供は大人より疲れやすく、それが原因で体調を崩してしまうこともあります。

そのため、子供連れの長距離ドライブでは、お子さんが車内で快適に過ごせるアイテムを準備しておくことで少しでも疲れにくくしておくこともおすすめします。

【チャイルドシート　インナークッション】
お子さんとの車でのお出かけにはチャイルドシートが必要です。
「インナークッション」は、チャイルドシートに取り付けるアタッチメントで、クッション性が高く、チャイルドシートとお子さんとのすき間を埋めてくれるので、走行中の揺れや衝撃を吸収し負担を軽減してくれます。

通気性の良い素材のものを選ぶと蒸れにくく快適に過ごせる他、チャイルドシート本体を汚れないようにしてくれます。

【ネックピロー】
「ネックピロー」とは、首を支えてくれる枕のようなアイテムです。

特に車内では首が不安定になりやすく、寝違えや疲労の原因になりがちですが、ネックピローがあれば睡眠時の姿勢が安定するため、疲れを軽減できます。

【ブランケット・マット・枕】
ブランケットやマット、枕などは車内での仮眠や休憩時に役立ちます。
特にブランケットは寒い冬の季節だけではなく、夏の冷房使用時にも使う機会があり、季節を問わず準備しておきたいグッズです。

【シートベルトカバー】
長時間シートベルトを着用すると、子供の肌が擦れて痛みや不快感につながることがあります。それが理由で装着を嫌がるお子さんもいるのではないでしょうか？

そこで役立つのがシートベルトカバーです。
柔らかい素材で作られているため肌触りが良く圧迫感を抑え、お子さんへの負担を軽減できます。

お子さん用に選ぶ際は、大きめでデザインがかわいいものなどがおすすめです。

長距離ドライブでは予想外のトラブルや緊急事態にも備えておかなければなりません。

万一の場合でも焦らず対応できるよう、お出かけの際は以下のアイテムも必ず準備しておきましょう。

【保険証・マイナンバーカード】
保険証（もしくはマイナンバーカード）は必ず持参しましょう。

旅先で体調不良になったり、事故でケガを負ったりする可能性を考えれば、保険証は必須といえますし、手元にあることで「何かあっても大丈夫」という安心感も得られます。

【母子手帳】
母子手帳は、小さなお子さんとの旅行時には必ず携帯しましょう。
赤ちゃんの急病時には、予防接種歴や既往歴など詳細情報が必要になる場合があります。

母子手帳には予防接種記録や既往歴など重要情報が記載されているため、初めて訪れる病院でもスムーズな診察につながります。

【簡易トイレ】
渋滞時や高速道路上ではすぐにトイレに行けません。
しかし、小さなお子さんの場合、「トイレまで我慢できない」という状況になりがちです。

簡易トイレを用意しておけば、緊急時にもすぐに対応できるため安心です。

お子さんと車に乗る際は、必ずチャイルドロックやウインドウロックを設定しておきましょう。

子供は好奇心旺盛なため、走行中にドアや窓を誤って開けてしまうなどのリスクがあります。
走行中にドアや窓を誤って開けてしまうと、命に関わる重大事故につながりかねません。

そのため、安全対策として、チャイルドロック・ウインドウロックの設定は常にONにすることが大切です。

子供は大人よりも体温調節機能が低いため、車内で熱中症になるリスクが高いです。

特に夏場は車内温度が急激に上昇しやすく、気を使っていても短時間でも危険な状態になる場合があります。そのため、紫外線・熱中症対策はしっかりとおこなう必要があります。

具体的な対策としては、エアコンの利用はもちろん、サンシェードやUVカットフィルムを活用し直射日光を遮断したり、水分補給用の飲み物や冷却シートなどを準備したりするとよいです。

また、可能であればこまめな休憩と換気をおこなうこともおすすめします。

駐車場は車が多く停車しているため死角が多く、背の小さな小さなお子さんは運転席から見えづらい場合があります。

そのため、駐車場では注意深く周囲を確認し、駐車スペースへの出入り時には一人では行動させず、必ず子供の手をつなぐか抱き上げて移動しましょう。

駐車場内での移動同様、子供一人で乗り降りすると、ドアの開け閉め時にけがをしたり他の車との接触するなど、思わぬ事故につながる恐れがあります。
特に小さなお子さんの場合、周囲の状況判断や操作が難しいため危険です。必ず保護者が付き添い、安全確認をしたうえで乗降させましょう。

特に、サービスエリアや休憩スポットでは交通量も多く混雑しているため、大人が先に降りて安全確認した後に子供を降ろすよう徹底しましょう。