トヨタ・新型bZ4X|電費やバッテリー性能への疑問を完全解説
#車種情報
2025年11月11日
2025年11月11日
※本コラムの内容は、投稿日時点で確認した内容に基づいたものになります。現在の価格・内容と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。現在の価格・内容に関しては、スタッフにお尋ねくださるようお願いいたします。
2025年10月のマイナーチェンジで、トヨタのBEV(電気自動車)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」が、より頼もしく、そして「使いやすい」一台へと進化しました。
電費性能の見直しやバッテリーの改良により、最大航続距離は746km(WLTCモード・Zグレード・FWD)まで拡大。
さらに充電性能も最適化され、通勤やお出かけなど、日常使いでも安心して走れる仕様になっています。
この記事では、bZ4Xの「電費」「バッテリー性能」「充電・省エネの工夫」を、基礎からわかりやすく解説いたします。
「そもそも電費って何?」
「バッテリーの寿命は?」
「エアコンの使用や気温の影響は受けるの?」
といった疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事をご参考にしてください。
電費性能の見直しやバッテリーの改良により、最大航続距離は746km(WLTCモード・Zグレード・FWD)まで拡大。
さらに充電性能も最適化され、通勤やお出かけなど、日常使いでも安心して走れる仕様になっています。
この記事では、bZ4Xの「電費」「バッテリー性能」「充電・省エネの工夫」を、基礎からわかりやすく解説いたします。
「そもそも電費って何?」
「バッテリーの寿命は?」
「エアコンの使用や気温の影響は受けるの?」
といった疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事をご参考にしてください。
電費(=BEVの燃費)を正しく理解する
「電費(でんぴ)」とは、電気自動車が1kmの距離を走行するために、どれくらいの電力(単位:Wh)が必要かを示す「燃費」のような指標です。
ただし、燃費とは真逆で、電費は数字が小さいほど効率よく長い距離を走ることができます。
新型bZ4Xを例に見てみましょう。
Gグレードの電費は、WLTCモードで「111Wh/km」ですので、1kmを走行するためには111Whの電気が必要ということになります。
111Whという電力量は、6畳用のエアコン(冷房)を約12分間使うのとほぼ同じ値です。
つまり、bZ4XのGグレードで100km走行すると、エアコンを約20時間連続運転するのと同程度の電気を使う計算になります。
ただし、燃費とは真逆で、電費は数字が小さいほど効率よく長い距離を走ることができます。
| 定義 | 単位 | 数値の見方 | |
| 燃費 | 1Lで何kmを走れるか | km/L | 数字が大きいほど性能が高い |
| 電費 | 1km走るために何Wh必要か | Wh/km | 数字が小さいほど性能が高い |
新型bZ4Xを例に見てみましょう。
Gグレードの電費は、WLTCモードで「111Wh/km」ですので、1kmを走行するためには111Whの電気が必要ということになります。
111Whという電力量は、6畳用のエアコン(冷房)を約12分間使うのとほぼ同じ値です。
つまり、bZ4XのGグレードで100km走行すると、エアコンを約20時間連続運転するのと同程度の電気を使う計算になります。
参考:中部電力ミライズ 「エアコンの冷房・暖房にかかる電気代の目安とおすすめの節電方法を解説」(2024年8月)
■電力量の計算条件は次のとおりです。機種想定:家庭用ルームエアコン(6畳用)/運転モード:冷房/設定温度:26℃/外気温:35℃/消費電力:平均 約500W(=0.5kWh/h)。
■電費(交流電力量消費率)は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。
■電力量の計算条件は次のとおりです。機種想定:家庭用ルームエアコン(6畳用)/運転モード:冷房/設定温度:26℃/外気温:35℃/消費電力:平均 約500W(=0.5kWh/h)。
■電費(交流電力量消費率)は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。
新型bZ4Xの電費性能を詳しく見る
ここでは、新型bZ4Xの電費性能をもう少し具体的に見てみましょう。
2025年10月のマイナーチェンジによって、bZ4Xは走りの安定性やeAxleという駆動システムを見直し、より効率的にエネルギーを使う電気自動車へと進化しました。
街乗りからロングドライブまで、どんなシーンでも無理なく使える電費性能が魅力です。
bZ4Xのマイナーチェンジについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
bZ4Xの特徴解説|マイナーチェンジで「普段使いできる」電気自動車に!
2025年10月のマイナーチェンジによって、bZ4Xは走りの安定性やeAxleという駆動システムを見直し、より効率的にエネルギーを使う電気自動車へと進化しました。
街乗りからロングドライブまで、どんなシーンでも無理なく使える電費性能が魅力です。
bZ4Xのマイナーチェンジについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
bZ4Xの特徴解説|マイナーチェンジで「普段使いできる」電気自動車に!
bZ4Xの電費(グレード・駆動方式別)
bZ4Xのグレードは「G」と「Z」の2種類。
駆動方式には、FWD(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)があります。
駆動方式には、FWD(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)があります。
| グレード | 駆動方式 | 交流電力量消費率 WLTCモード (国土交通省審査値) |
| G | FWD | 111Wh/km |
| Z | FWD | 113Wh/km※1 |
| 4WD | 121Wh/km※2 |
※1. 20インチタイヤを装着した場合、電費はWLTCモードで125Wh/kmとなります。
※2. 20インチタイヤを装着した場合、電費はWLTCモードで135Wh/kmとなります。
■交流電力量消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用状況(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。
※2. 20インチタイヤを装着した場合、電費はWLTCモードで135Wh/kmとなります。
■交流電力量消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用状況(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。
一般的に、4WDは安定性や悪路走破性が高い分、消費電力もやや多くなります。
「普段は街乗り中心」という方はFWD、「キャンプなどで山道も走る」という方は4WDがおすすめです。
「普段は街乗り中心」という方はFWD、「キャンプなどで山道も走る」という方は4WDがおすすめです。
ホイールサイズで変わる電費
意外に見落とされがちなのが、ホイールサイズの違いです。
bZ4Xは全てのグレードで18インチのホイールを標準装備していますが、Zグレードに限り、メーカーオプションで20インチのホイールが選べます。
切削光輝とブラック塗装が施されたアルミホイールは先進的でスポーティなデザインが特徴的ですが、その代わりに電費性能がわずかに低下します。
「見た目」と「性能」どちらを大切にしたいかで選ぶと満足度が高まるでしょう。
bZ4Xは全てのグレードで18インチのホイールを標準装備していますが、Zグレードに限り、メーカーオプションで20インチのホイールが選べます。
切削光輝とブラック塗装が施されたアルミホイールは先進的でスポーティなデザインが特徴的ですが、その代わりに電費性能がわずかに低下します。
「見た目」と「性能」どちらを大切にしたいかで選ぶと満足度が高まるでしょう。
市街地のほうが燃料コストが安く済む!?
電気自動車の特徴として、低速・減速の多い市街地の走行では電費が良くなる傾向があります。
これは、回生ブレーキ(減速時に電力を回収する機能)が活発に働くため、エネルギーを無駄なく使えるからです。
つまり、通勤やお買い物、お子さまの送り迎えといった街乗りが中心の方こそ、bZ4Xの良さを実感しやすいタイプ。
ガソリン車のように「渋滞で燃費が悪化する」というストレスもありません。
「いつもの移動がエコになる」
そんなカーライフをbZ4Xなら実現することができます。
【bZ4X(Gグレード)の交流電力量消費率(国土交通省審査値)】
これは、回生ブレーキ(減速時に電力を回収する機能)が活発に働くため、エネルギーを無駄なく使えるからです。
つまり、通勤やお買い物、お子さまの送り迎えといった街乗りが中心の方こそ、bZ4Xの良さを実感しやすいタイプ。
ガソリン車のように「渋滞で燃費が悪化する」というストレスもありません。
「いつもの移動がエコになる」
そんなカーライフをbZ4Xなら実現することができます。
【bZ4X(Gグレード)の交流電力量消費率(国土交通省審査値)】
| WLTCモード | 111Wh/km |
| 市街地モード | 92Wh/km |
| 郊外モード | 106Wh/km |
| 高速道路モード | 125Wh/km |
■交流電力量消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用状況(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。
トヨタ・bZ4Xのバッテリーに関する不安を解決
次に、多くの方が気にされる「バッテリーの寿命」や「交換費用」について見ていきましょう。
BEVのバッテリーについて、
「数年で劣化するのでは?」
「交換費用が高そう」
というイメージを持たれる方がいるかもしれませんが、bZ4Xはその点も安心です。
トヨタはbZ4Xのバッテリーの耐久性に対する自信を、開発の目標値と保証基準で示しています。
BEVのバッテリーについて、
「数年で劣化するのでは?」
「交換費用が高そう」
というイメージを持たれる方がいるかもしれませんが、bZ4Xはその点も安心です。
トヨタはbZ4Xのバッテリーの耐久性に対する自信を、開発の目標値と保証基準で示しています。
bZ4Xの開発目標は「10年後でも90%」
トヨタは、長年にわたってHEV(ハイブリッド車)で培ってきた、バッテリー開発のノウハウを持っています。
その経験は、BEVであるbZ4Xの開発にも余すことなく活かされました。
bZ4Xのバッテリー開発目標は、「10年後でも電池容量維持率90%を達成すること」。
つまり、長く乗っても容量の劣化が少なく、毎日の走行や通勤、買い物といった普段使いの中で「バッテリーの持ちが悪くなった」と感じにくい設計を目指しています。
その経験は、BEVであるbZ4Xの開発にも余すことなく活かされました。
bZ4Xのバッテリー開発目標は、「10年後でも電池容量維持率90%を達成すること」。
つまり、長く乗っても容量の劣化が少なく、毎日の走行や通勤、買い物といった普段使いの中で「バッテリーの持ちが悪くなった」と感じにくい設計を目指しています。
トヨタによるBEVバッテリー保証
トヨタは、bZ4Xのバッテリーに対して、以下のような安心の長期保証を設定しています※。
①バッテリーに不具合が発生した場合、無償でバッテリーを修理
②新車時と比べて充電量が70%以下となった場合、無償でバッテリー交換
※①および②の保証期間は10年20万kmまでの間となります(メーカー保証:8年16万km/BEVバッテリーサポートプラス:2年4万km)。詳しくは「愛媛トヨタ」のスタッフまでお尋ねください。
このように、長期間にわたってメーカーがバッテリー性能を見守ってくれます。
①バッテリーに不具合が発生した場合、無償でバッテリーを修理
②新車時と比べて充電量が70%以下となった場合、無償でバッテリー交換
※①および②の保証期間は10年20万kmまでの間となります(メーカー保証:8年16万km/BEVバッテリーサポートプラス:2年4万km)。詳しくは「愛媛トヨタ」のスタッフまでお尋ねください。
このように、長期間にわたってメーカーがバッテリー性能を見守ってくれます。
また、2025年10月に発売された新型bZ4Xでは、マルチインフォメーションディスプレイを通じて、バッテリーの新品時と比べた現状の容量維持率を確認できるため劣化状況を「見える化」できます。
長く安心して乗りたい方にとって、とてもうれしい機能です。
長く安心して乗りたい方にとって、とてもうれしい機能です。
バッテリーの劣化を防ぐには?
バッテリーの劣化を防ぐ対処法には、大きく分けて以下の3つがあります。
①高温での長期保管を控える
②満充電での長期保管を控える
③急加減速を控える
②は一見すると面倒に感じますが、bZ4Xはナビで充電量の上限を変更することができるため、一度設定してしまえば満充電を気にする必要がなく快適です。
①高温での長期保管を控える
②満充電での長期保管を控える
③急加減速を控える
②は一見すると面倒に感じますが、bZ4Xはナビで充電量の上限を変更することができるため、一度設定してしまえば満充電を気にする必要がなく快適です。
電費を左右する条件と、上手に伸ばすコツ
最後に、bZ4Xをより効率よく使うためのちょっとした工夫をご紹介します。
気温やエアコンの使い方など、普段の過ごし方を少し意識するだけで電費はグッと良くなります。
気温やエアコンの使い方など、普段の過ごし方を少し意識するだけで電費はグッと良くなります。
気温・エアコンなどの影響
電気自動車の電費性能は、気温やエアコンの使用状況によって変化することがあります。
特に冬場は、暖房の使用によって電力消費が増えるため、カタログに記載された数値どおりの電費にならない場合がある点には注意が必要です。
特に冬場は、暖房の使用によって電力消費が増えるため、カタログに記載された数値どおりの電費にならない場合がある点には注意が必要です。
エコモード・回生ブレーキ・空気圧管理による省エネ走行
bZ4Xには、「エコドライブモード」や「回生ブレーキ調整」など、日常の走りをサポートする機能が充実。
また、タイヤの空気圧を適正に保つことも省エネに直結します。
「急発進を控える・下り坂ではアクセルを戻して回生を活かす」というような丁寧な運転が、電費を自然に伸ばすコツです。
また、タイヤの空気圧を適正に保つことも省エネに直結します。
「急発進を控える・下り坂ではアクセルを戻して回生を活かす」というような丁寧な運転が、電費を自然に伸ばすコツです。
新型bZ4Xの電費・バッテリーについてご不明な点は「愛媛トヨタ」へ
この記事では、bZ4Xの「電費」「バッテリー性能」「充電・省エネの工夫」について解説いたしました。
電費やバッテリーに関する疑問を解決する一助になれば幸いです。
記事のなかでご不明な点や、bZ4Xについて気になることがあれば、ぜひトヨタディーラーの「愛媛トヨタ」までお問い合わせ・ご来店ください。
来店不要で気軽に検討できる「オンライン相談」にも対応しております。
愛媛の中予・東予・南予で「bZ4X」のことなら、ぜひ「愛媛トヨタ」へ!
皆さまのご来店・ご相談を心よりお待ちしております。
電費やバッテリーに関する疑問を解決する一助になれば幸いです。
記事のなかでご不明な点や、bZ4Xについて気になることがあれば、ぜひトヨタディーラーの「愛媛トヨタ」までお問い合わせ・ご来店ください。
来店不要で気軽に検討できる「オンライン相談」にも対応しております。
愛媛の中予・東予・南予で「bZ4X」のことなら、ぜひ「愛媛トヨタ」へ!
皆さまのご来店・ご相談を心よりお待ちしております。
新型bZ4Xの「航続距離・充電」や「諸費用などを含めた価格」について気になる方は、こちらの記事をご覧ください。
bZ4Xの航続距離や充電時間を解説|通勤や旅行でのリアルな使い勝手
【補助金・諸費用も含む】トヨタの新型bZ4Xの価格はどれくらい?
また、以下より新型bZ4Xの詳しい説明やポイントを動画でご紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください。
bZ4Xの航続距離や充電時間を解説|通勤や旅行でのリアルな使い勝手
【補助金・諸費用も含む】トヨタの新型bZ4Xの価格はどれくらい?
また、以下より新型bZ4Xの詳しい説明やポイントを動画でご紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください。


